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映画「雪の喪章」(1967年・大映)

(あらすじ)※日本映画専門chより

水芦光子の原作を名匠・三隅研次が映画化した、男女の愛憎の絡む文芸映画。昭和初期から戦中、戦後へと続く激動の時代において、夫の裏切りや自身へと注がれる一途な愛に心揺さぶられながらも、たくましく生き抜いていくヒロインの波乱に富んだ半生を、若尾文子が凛々しく体現する。
金沢の由緒正しい金箔商に嫁いだ妙子(若尾)を、姑も黙認の仲であるという夫の愛人で女中のせい(中村)の懐妊など、次々と苦難が襲いかかる。

キャスト:若尾文子(狭山妙子)/中村玉緒(せい)/福田豊士(狭山国夫)/天知茂(日下群太郎) ほか


大好きな「座頭市血煙り街道」などを監督した、
三隅研次監督作品ですよ(・▽・)
(あと沢山あるけど「眠狂四郎無頼剣」もそうでしたか~。ええ作品多いですの!)

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(感想等)

文たんと天知さんを一つの映画で見られるなんて、
なんて私的に美味しい(´ω`*)ぽっ
しかし、ジェットコースターのように次から次へと「雪の日」がからむ、
哀しい映画でした。


それにしても、最後まで見て妙子の本当の気持ちってどうだったんでしょうね?
せいがお腹をさすって懐妊を伺わせるシーンの、ちょっと眉間にぐっときた僅かに険しい妙子の表情とか、
何より怖かったのが、落雪事故でせいの子供が死んだ時の、
遠くからその様子を見ていた妙子が、わずかに口の端を上げてニッとした表情をしていたので、
せいのことを内心警戒というか、自分と夫の前に立ちはだかる疎ましい存在に思ってたのかと思ってたのですが、

一方で狭山の家が火災にあった時は、大阪に一緒にと豊士じゃなく妙子がせいを熱心に引き留めようとしたり、
(自分にはもう夫との子供もいるし・・・・な自信でもあったのか?)
せいが譲られて経営していた金沢の旅館にやっかいになる時も、
ずっと自分が夫に苦しい時も尽くしてきたのだから、そんな心配はもはや無いと思ってたのか?と、
うがった見方をしてしまう私(自重!・笑)

↑な考え方でもしないと、終戦時に再びせいと夫が愛し合っていたのを見た時の妙子の狼狽っぷりが説明つかんもんで・・・・^^;

でも、せいにしろ、女中として下出に出ながらもしっかりと豊士とは別れないは、
子も宿すわ、後年また復活するわで、
したたかですよねぇ^^;
極めつけは、宿は群太郎に買ってもらったとか死の間際に言うとは、
オソロシイ・・・・と感じてしまった熊猫屋です。
(そんなつもりはなかったかもしれんが、妙子への当てつけっぽくも見えちゃったりしてのぅ・・・
群太郎が国夫亡き後に妙子を訪ねてきた時、妙子は「せいさんの執念がこもってるようなこの旅館」とか言ってるあたり、妙子にはそう感じてたんだろうか?)

しかし、文たんと玉緒たんの二人に愛されるとは、
国夫はけしからん!(笑)
(天然な絵に描いたような二代目ぼんぼんの旦那です)

反対に、プラトニックラブを貫いた群太郎が切ないっす( ´Д⊂
せいと国夫の関係にショックを受けて飛び出して 雪の中倒れていた妙子を介抱したのは群太郎
(旦那、隣で妙子が寝てたのにいなくなったのに一番に気づけよ!)
足をすりすりして温めて介抱し(でも妙子の胸元がチラと見えるとハッとするあたり純情・笑)、
旦那のことで苦しんでいた妙子をずっと気にかけて、
心の内をやっと雪の中から救い出した時に告白して、
大阪に一緒に逃げましょう!!!と一大告白。
しかし、国夫が妙子を迎えにきてしまい(タイミング悪い^^;)
目にうっすら浮かべて、なんとも言えない切ない表情でその場を逃げるように立ち去る群太郎
(群太郎さん、この時30歳設定なのになんてプラトニックっ!)

火事で焼失した狭山家の跡地を買い取って金箔屋をはじめちゃったりした群太郎だけど、
あんな愛人作って若奥様を不幸にするような二代目ぼんぼんよりも
若奥様@妙子を幸せにできるのは自分だって思ってたのかしら?
(戦中に妙子と二人きりで会った時)

微妙に群太郎と妙子の心がずれてきて、それが群太郎の想いが成就することはなかったけれども、
その後も会うことはなくとも気にはかけてたんでしょうね。
金屏風進呈の時まで。

そして、「雪の死亡フラグ」が妙子の息子に!と思ったら、
よもや群太郎さんに・・・・・!!!!。・゚・(つД`)・゚・。

それにしても金屏風を届けにきた帰りに倒れて亡くなった群太郎さんの葬式に、
薔薇とかカーネーションとか色とりどりの花を送る様に花屋に注文する妙子。
そりゃ結婚式に使うような花ばかりだと言う花屋の言葉と、
妙子の横の金屏風とあいまって、
妙子の気持ちがちょっと透けて見えるような見えないような、
余韻を感じさせてくれるラストでした。


妙子の真意が見えにくい映画でしたけれども、
なんとな~く、こうだったのかしら?と、
色々と考えさせられる映画でしたわ。
(群太郎さんがせいに旅館を買ってあげたのは、単なる元同僚だからだったんでしょうかね????)
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29:本日リアルタイム観賞

させて頂きましたよ。
やはり文たんは雪に映える女優さんだわ・・・と再認識。
でも天知っちとの絡みが少なくて、ちと期待外れだったなぁ。。
群太郎キャラは、もっと丁寧に描いて欲しかった。

その後観た『夫は見た』の方が、文たん作品としてしっくりきました。
増村監督作品ってのもありますが♪
岸田今日子が出てきた時点で、アヤシイ匂いプンプンだけど(笑)
この後の作品がアノ『卍』だというし。
色々な意味で感慨深い作品でした。

ところで『家庭の事情』録画セット完璧だった筈なのに、尻切れだったんだけど!どうなってんだ!(怒)
リピート放送あるからいいものの、台風か雷の影響でアンテナがおかしくなったんだろうか・・・?

岡村まつり、順調に開催中ですよ♪
残すところ帝都3公演。
モッシュ参戦に備え、一生使うことはないと思っていたウエストポーチ購入したぜ(笑)
来週の今頃は渋谷ぢゃ。

昨日は、ファミ劇でやってたドラマ『永遠の仔』を一気観してグッタリ★
『世紀末の詩』も一挙放送してくんないかな~。。
最近のドラマは見る気がせんっ。
あ、堺雅人の『大奥』だけは見ますがね(笑)

2012.10.08 18:16 ふぢを #- URL[EDIT]
30:ふぢをしゃんへ

リアルタイムということは、朝っぱらからですね(笑)。
「雪の喪章」は足りない分は
「あとは視聴者が感覚で受け取ってくらはい」と投げられた気がしたので、
そのまま受け取りました(爆)。
あ~!「夫は見た」は録画してあったけどまだ見てなかった!
「家庭の事情」も!(今週見ねば~♪)

岡村ちゃん祭り、あっちゅーまですね♪
もうお江戸だけなの?
5daysの充実をお祈りしてますよ( *‘∀‘ )ノ
それにしても体力ありますのぅ!!
私にも分けて下され。

「大奥」今週からでしたね!
ありがとー!私地上波うっかりが多すぎなので、
忘れるところであった(汗)
もちろん映画の方もご覧になるのでしょ?(ふふふ)

順調にこちらは寒くなってきましたよ。
もう羽毛布団なしには寝られませぬ。
今週も、文たんや天知さんや、橋蔵さん見てまったり予定の熊猫屋。
先月の怒涛の日程よりは余裕あるんで、
英気を養っておりまするよ^^

2012.10.08 20:25 熊猫屋 #- URL[EDIT]

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