2013年09月 の記事一覧

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食の本読後感想(その1)

私は食に関する本が大好物なので、本棚にずろ~っとその手の本が並んでおります。
(但し、レシピ本みたいなのはあんまり読まないので除外。主に随筆・エッセイおよび食の歴史とか付随するもの)
ぼや~っとしたい時や、気が乗らない時など、
これらの本に癒されるのです。

最近も、数冊文庫やらマンガを購入したので、
ぼちぼち読了順に感想をば。



残るは食欲 (新潮文庫)

阿川佐和子「残るは食欲」

この方は近年、私は読んでいないけれど「聞く力」という本がベストセラーになったようですが、
私の中では女優の壇ふみとの共著での、歯に衣着せぬガハハと笑えるエッセイ群の方の印象が強い方でして(笑)
その時の印象のままで、書店でこの本を見つけて
「お、食エッセイか」ということで手にとってみました。
かつて読んだ、壇ふみとの本と同じく、肩肘はらずにちょっとドジっ子気味なところも微笑ましく、
それぞれの思い出の味にぬいてのご自身のエピソードもくすすと笑える、
何とも良い意味での軽さのある文体は健在。

読んでいて、今はなきケーキ屋さんの味に思いをはせる部分とか
「ああ~私にもあるなぁ、大好きだったけど今はなきケーキ屋さんっ!」と共感したり、
ごはん(お米)に何かを<かける>という状態の素敵さにもうんうんと頷き(笑)、
思い立ったら料理してみるという、行動力にほほぅと感心し、
コンビニワインに開眼する著者にニヤリとし、
ゴルフ場とカツサンドという因果関係に「へぇ~」となり、
トンカツに醤油かソースか?に、著者と同じく「どっちでもいいぢゃん」と思い、
え・・・・かためのプリンってトロトロプリンの対極で「昔ながらな味」なんか!?と愕然とし、
「友人の背の高い女優」という形容に、名前が出て無くてもニヤリとし、
何より、押しつけがましくない軽妙な語り口にふふふとなる本です。

若干くだけてるように見えて、読ませる力があるのだなぁと楽しく読了。
手近なもので料理している文章もあるので、
読み終わると自分もちょっと作ってみたくなるかも。
著者絶賛の表紙の絵も瑞々しく美味しそうで、
日常の食べるという行為が幸せに感じる本でした。

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「トルコでわたしも考えた トルコ料理屋編」
(高橋由佳利・箸)

こちらはマンガエッセイ。
既刊で5冊出ているロング連載作品でおなじみですが、
今年、めちゃめちゃ久しぶりに新刊が出ていたとは・・・・(気づくの遅すぎ)
トルコ人と結婚した著者が、今回は神戸でトルコ料理店を夫中心で始める顛末記です。
このシリーズ、トルコを楽しく知る入門としても面白いと共に、
食べもの描写の美味しそうなことといったら!という生唾ゴックンシリーズでもあると思ってます(笑)
(初期は著者が結婚する前のトルコ旅行記とか、
トルコ生活とか、結婚、出産、育児と割とリアルタイムでコミックスを購入してましたが、
月日の流れをしみじみと感じまする・・・)

そんな著者一家がついにトルコ料理のお店を開くということで、
その一部始終がここに。
物件を探すところが大分大変で、その後も紆余曲折あったようですが、
現在も息子さんの名を冠したお店は健在のようで、
一度「Tさん」のトルコ料理を食べてみたいなぁ~♪と、
長年の読者は思いをはせるのでした。

トルコのヨーグルトソース、私も作ってみたけれど、
サラダにはマヨを使うよりさっぱりといただけて美味しいっ!
(酸味が気になる人はちょっとだけマヨを追加してもいいと思うけど)
そして相変わらず著者の描くトルコ料理がめっちゃ美味しそうで、
神戸にはなかなか行けないけれど、地元のトルコ料理店にでも行ってみようかしらと思ったり。
それにしてもこの本や、それ以前だと
渋沢幸子さんの「イスタンブール、時はゆるやかに」(新潮文庫・こちらはエッセイです)で
トルコという国をちょっと知ることになるきっかけになった良作です。
色々とご家族のことを描くということで、
制約はあるかと思うのですが、長いスパンかかろうと続けていただけたら嬉しいなと思うシリーズです。
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江戸川乱歩「魔術師」より 浴室の美女 (1978年)


江戸川乱歩「魔術師」より 浴室の美女 [DVD]



最近、ちと夏バテほどじゃないけど、夏疲れ気味なので、
ここは一発笑いを!というわけで、
久しぶりに天知茂様の明智センセーを・・・・・ww(ネタかっ!)

第1作は見たので、今回は「浴室の美女」~♪

いきなり富豪の娘の玉村妙子(夏木陽子さん)についてえんえん一人語りな明智センセー。
妙子の仕草についてまでねっとりと語っちゃって自分から近づくしっ(笑)。

その妙子のおじに、数字の入った妙なものが連日届き、
しかも数字は日ごと減っていく。
波越警部(荒井注さん)に福田@妙子のおじは俺は殺されると言うが、
事件も起こってないのに・・・・と波越警部。
そこで妙子の口から出た明智センセーの名に波越警部反応。
警備してもらったら?と持ちかける。

妙子と出会ったホテルでまだ休暇をとってた明智センセーだったが、
波越警部に呼び出されて渋り顔。
が、依頼が妙子と知って引き受けるw

福田は、妙子に壁の絵の裏にあった隠し金庫から5億はするという宝石を見せ、
これを狙ってるのかもとガクブル。
妙子が明智センセを迎えに行くと言って部屋を出、
福田は部屋に内側からカギをかける(この手元アップが既にイヤなよかん~♪)

明智センセ、福田家から迎えだという男に連れられ車から乗り込むも、
麻酔をかがされて意識を落とす(ええええーーーー!!!!)
後から駅に来たのは妙子なので、
先回りをしたらしい。

妙子は明智が見当たらず波越に電話。
予知能力?がある妙子は胸騒ぎがするという。

夜中・・・・福田家に妖しい笛の音。
親族の一郎や妙子らが不審に思って、鍵のかかっている福田の部屋を、
妙子が持ってきた鍵で開けると、
福田に菊の花がかけられ、首なし死体になっていた
(いやぁぁぁぁぁ!(TДT))
そして宝石@ダイヤも消えた・・・・・

波越警部らが現場を検分後に車にのってると、
河原が騒がしい。
なんと生首が流れてきた(!!!)

妙子と妙子の父らがその生首を見て、
妙子の父が確かに弟の福田徳次郎だという。

一方の明智センセ。
目が覚めると、さまざまな仮面のあるアヤシー部屋にいた。
しかも足枷がついている。
チャイナ服の娘が無言でスープを持ってきた。
どうやら船の中らしい。
彼女は一つだけ、明智の問いかけに丸1日眠っていたという。
明智が、足枷を指さして痛いんだがとってくれないかなーというお気楽ムードな口調に、
つい娘が鍵を出してはずそうとハッとして鍵をひっこめようとしたところを明智センセ無理やり鍵を奪って外そうというが、
娘が「待って!!」と拳銃を突きだす。
(可愛い顔して物騒すなー)
「逃げられません!私を困らせないで!!」と娘は鍵を持って出ていってしまう。

明智センセは懐からヤスリを取り出して枷をギコギコするも、
覆面の男達がすぐ入ってきて奪っていった・・・・
どうやら見張られてる・・・・・
部屋に不気味に並ぶ仮面たち。

「ふふ・・・ははは、どうやら見張られてると思ったら君だったのか!」

って・・・・・くりぬかれた壁から道化師メイクの首がにゅ~で違和感ありまくりなんですけど!(爆笑)
↑相変わらずツッコミどこ満載の素敵クォリティー

で、首がはまったまましゃべりだすんですけどっ!@西村晃さんだし(T▽T)
ねぇねぇ!この状況笑っていいのっ!?


壁からの首が言うに、
福田がもう死んでいることが告げられ、計画はまだまだだという。
使命のために50年(!)も計画されててそれを実行するのだと。
で、明智が邪魔なんでここにきてもらったという。
彼の目的は、殺された彼の父のための復讐だった。

明智は、自分と勝負しようという。
壁からの首は拒否し、明智もまた脱出するといったら必ず脱出すると宣言。
彼を怒らせる(首ひっこめるとこも笑える^^;)


明智センセが魔術師か?というようなヘビ出したり~♪も笑えるが、
その男が手下に明智の身体を抑えさせて睡眠薬を注射しようとしたら、
あのチャイナ服娘がこっそり明智に足枷のカギを渡し、
更に部屋の照明を割って真っ暗にしてくれました
(明智センセー、安定のスケコマシ♪)
甲板に隠れていると、その娘が近寄ってきて、あの男@西村晃さんは彼女の父だという。
父にこれ以上罪を犯させたくないからだという。

が、直後見つかり、
明智は海に飛びこむ!!撃ち込まれる拳銃!!!

翌日、波越警部の口から明智小五郎が水死体で見つかったと発表される
(そのわりにのんび~りあっけらかんな波越だ)
福田事件との関連でその殺害犯に殺されたとの見解。
急にしんみりと話す波越警部だけど、なんか違和感。

花束を持った妙子が明智の事務所に訪れる。
助手の文代(五十嵐めぐみさん)が出迎える。
自分が頼まなければ・・・・と妙子。
涙ぐみながら、自分が先生の仇を・・・!と口にする文代。

そして、今度は妙子の父の玉村がターゲットに!
玉村とつきあいのある牛原という男から、素晴らしい宝石が手に入ったので、
お披露目兼ねてディナーに招待したいとの電話。
が、それどころではない玉村は招待を遠慮する。

家政婦が持ってきた新聞に数字の「2」が!!
手が震える玉村に、家政婦は数日前からお庭番で入った音吉から手渡されただけだという。
挨拶した音吉はよいよいの老人だが・・・・!?

一郎と玉村が出かけようとすると車のヘッドライトに「1」が!!
予告に驚いて一郎は波越に電話をし呼ぶ。
部屋には一郎や波越警部らが玉村の周りに集う。
その頃妙子は浴室に(ここでちょっとサービスタイム・笑)
すると、あの笛の音が!!!

そして浴室から悲鳴!!
皆がかけつけると、妙子が裸で倒れ、ナイフで斬りつけられていた(軽傷)
浴槽にはナイフと菊の花が。

音吉が怪しいという玉村だったが、波越は既に身元を洗っていてあやしいところはないという。
では、一体だれが???

数日後の朝、玉村に牛原から電話が。
妙子の退院祝いをかねて食事でも・・・・と・・・・・

が・・・・・そこに映し出された牛原の顔が・・・・!!( ̄Д ̄;)!!!!オマエカー!!!


自宅の大時計の文字盤に紙がはってあるのを不思議に思った一郎は、
時計塔に潜入。
中から首を出して外の紙を見ると、「2時20分」と書いてある。
????と思った一郎の上に、時計の針が上からのしかかかり、一郎の首をはさんだ(!!!)
一郎の首は15分と20分の間に・・・・・
血が流れ、危うし!というところで音吉が助けた。

玉村はお前がいるところでいつも事件が!!!と音吉をクビにする。


文代が玉村家の塀の周りから中を見ようとすると、
人影があってとっさに隠れる。
出てきたのは例の男@明智センセを襲った西村さん(笑)
あとをつけると、男は「オクムラ魔術団」という小屋で消えた。
文代は波越らを伴って魔術団開演の六時に潜入する。
男を見て、文代があの男と波越に。

魔術っていうか手品で消えるフラグがあったのに、ポカーンとそれを見おくっちゃうってあなたたちって・・・・
(^^;;)

男の苗字は「奥村」と判明したんで以後西村さんの演じる「あの男」は奥村で。

外に出ると・・・・え?音吉???!!!
一郎らがお前か!!と襲いかかるも、老人とは思えぬ怪力。
波越警部がそいつは味方だといい、「もうそろそろ正体を現してもいいだろう?」とニヤニヤ

本日のメリメリタイムきたー!(・▽・)やっぱりあんたか明智センセっ!!

敵を欺くには味方からということで、文代ちゃんにも告げられてなかったのだけど、
音吉の抑止力があったから死人が出なかったのか??


牛原(=奥村)の招きをうけた玉村一家。
牛原が見せたダイヤにハッとする。
おじの福田が持っていたものだ。牛原はアメリカ人から入手したという(ウソばっかりw)
とっておきの映像を見せるというので地下に案内された玉村一家。
そこで見た映像は・・・・


とある夫婦の妻の方に以前から好きあってた男がいたのだが、
妻はその男と逢瀬を重ね、夫の知ることとなる。
夫はその男を食事に招いて酒に睡眠薬をしこんで眠らせ、地下室に運んだ。
男を煉瓦で囲んで閉じ込めることにしたのだ。
妻は、夫が金で囲い者にした女で、妻と男はその前から恋仲だったところを奪ったらしい。

二日後・・・・・気づいた男は、固まった四方の煉瓦に完全に閉じ込められ、
生きたまま埋められ、白骨となってしまった。


・・・・・そしてその映像の意味。

玉村の父=映像の夫
玉村の母=映像の妻
奥村の父=映像の男


だったのだ( ̄□ ̄;)ナンデストー


(でも、そうなると奥村は玉村の主が生まれるより前に妻と男の間にできた子ってこと~?)

牛原はここで、自分が奥村という名で、ダイヤを盗んだことも告げる。
復讐のために五十年・・・・
奥村はスクリーンの裏で未だに眠る白骨を見せる(悪趣味・・・・自分の親父様を)
そして、死の間際に煉瓦の壁に書かれた男の無念の遺書。

奥村は妙子をひっぱり、玉村と一郎を残して部屋に閉じ込めた。
復讐だ(ぶるぶる)
そしてガソリンを撒き、奥村は火をつける。


玉村家の家政婦から牛原のことを聴きだして不審に思った明智らは、
牛原邸へ。
地下から焦げくさい臭いに行くと、火がっ!!
間一髪で助けられた玉村と一郎。

地下に残された「リュウセイ丸」の文字。
奥村の娘が残したようだ。
人質の妙子救出のためにも急行する明智ら。

必死の抵抗にも周りを取り囲まれ、万事休すの奥村
「明智君、俺の負けだ」
指輪に仕込まれた毒薬を飲んで奥村が果てた!!
え!ちとあっけなすっ!ということはラスボスは別か!?

俺が亡くなっても玉村は必ず・・・・!!と死の間際に言った奥村。


事件は終わってないことを気づいていた明智。
魔術師・奥村の最後の仕掛けは・・・・!?


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ラスボスはちと壮大なネタバレになるのでここでは書きませんが、
復讐は半ば達成されてしまうのが何とも・・・・
そして明智先生は、奥村家だけでなく玉村家のことも調べあげ、
あることをつきとめるのだが、

実は・・・・冒頭から私が疑念に思ってたこと(そうそう魔術や予言なんざありゃしねぇ)が、
最後にああいう形で出るとはっ^^;
それにしても明智せんせー、お人が悪い。
犯人にお風呂場に犯人がいるからそっと覗いてごらんなさいと、
鏡見せるとは(笑)

しかし・・・・今回の犯人は哀しすぎる運命よの。
そして、綾子ちゃんにも幸あれ!

追記:悪役だけど西村晃さんがちとかっちょよく見えてしまった(笑)
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