2012年03月 の記事一覧

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

映画「生きている画像」(1948年・新東宝)

(あらすじ)※日本映画専門chより
ヒットメーカーとして定評のある千葉泰樹監督が、新東宝で撮った佳篇。大河内伝次郎が好演する、
破天荒で酒飲みだが人情味豊かな洋画壇の大家を軸に据え、
その周辺を取り巻く対照的な弟子や、彼らを陰で支える女性たちが織り成す人間模様が、
木目細やかに描き出されていく。
飄人先生の門下生の田西は、秋の帝展で落選ばかりしていたが、
片や入選した同門の南原は、粘り強い田西の眠れる才能に脅威を抱く。

(キャスト)
大河内傳次郎(瓢人先生)
笠智衆(田西麦太)
花井蘭子(青貝美砂子)
古川緑波(龍巻博士)
藤田進(南原豊)
江川宇礼雄(芒銀介)
杉寛(鶴井長太郎)
田中春男(鯉沼一風)
河村黎吉(すし徳)
清川虹子(お神さん)
清川荘司(刑事)ほか

------------------------------------------
(感想等)

終戦からたった2~3年後に作られた現代もの映画。
傅次郎さんが時代劇以外でもいいお味を出していて、
これまた気に入った作品になりました(・▽・)

それにしても瓢人先生(画壇の大物だが飄々とした人物)のキャラクターがいいですのぅ。
門下の田西が結婚したいと言ったら、
女に気をとられて絵がダメになってしまうかもと一度は反対しつつも、
二人の決意が相当と見て、初めて仲人になってあげたり、
荒っぽい性格の南原が瓢人の絵を盗んだ時は、何事もなくフォローをしてやり、
人を見て、愛情をもって飴とムチの使い方を心得ていらっしゃる。

一番良かったのが寿司屋の主がこりゃまたガンコな職人気質なのだけど、
その腕の良さを一番最初に見抜いたのが瓢人先生であり、
寿司屋の主もまた、分野は違うが同じプロとしての瓢人先生の目に敬意を払い、
いつもは仏頂面なんだけど、
瓢人先生の前では相好を崩すのですよね(´▽`*)
(それにしても、この寿司屋の主絵に目覚めて本業ほったらかして放蕩したり、
愛すべき馬鹿っぷり・笑)

いつも飄々として朴訥とした、マイペースな瓢人先生は、
一見むちゃくちゃに思える言動も、
それも愛のムチだったり、想いやりだったり、
実に泣かせる。

産後のひだちが悪くて無くなってしまった田西の奥さんの美砂子。
今まで落選ばっかりで「落選王」と呼ばれた田西が、
その美砂子を想ってこれまでに無いほど打ち込んだ彼女の自画像が、
美砂子亡き後に「特選」をとり、花ひらく。

田西の才能を認めつつちょっと畏怖の念を持っていた南原は、
その絵を見て、改めて彼の才能を見、自分は打ちのめされるも、
そんな南原に落ちるとこまで落ちてまた這い上がればいいと、
いつものように飄々とおっしゃる瓢人先生。
そのサジ加減の絶妙さに脱帽したのでした(´▽`*)

傅次郎さんだからこそ出る、何気ない味。
時代劇はもちろんだけど、現代劇も素敵でしたよ。

何気に若い姿の笠智衆を始めて見た気がする・・・・笑

スポンサーサイト

映画「たそがれ酒場」(1955年・新東宝)

内田吐夢監督の戦後二作目の「たそがれ酒場」、
日本映画専門chでやってたので観ましたよ(・▽・)

(概要)※日本映画専門chより
「飢餓海峡」「大菩薩峠」「血槍富士」などの傑作を手がけた名匠・内田吐夢監督作。
それぞれ異なる職業を持つ人々の出入りする場末の大衆酒場を舞台に、ある日の夕刻から深夜までの7時間ほどの間に起こる、様々な事件や人の出会いを"グランド・ホテル"形式で描く。
セットが一つの上、撮影もドラマの時間経過通りの順に行う"順撮り"で行われたという実験精神にあふれた作品。

本編見る前にキャストクレジットを見ていたら、
「え!?天知茂さん!?、でも何か順番が<その他大勢枠>なんだけど見つかるかしら^^;」


(感想等)
閉っている酒場に流るるは日本歌曲の音色。
ゆっくりと入ってくる老人が椅子に腰かけて見上げる先には、ピアノを弾く人とその歌曲を歌う人。
どうやら歌の練習をしているようだ。
(ゆっく~りと酒場の全体を映していくいく、その構図が好み)

老人は梅田(小杉勇さん)といい、ピアノの人は江藤(小野比呂志さん)という名のようで。
梅田はピアノを弾いていた江藤に向かって褒めると、若い女性三人が入ってきて店の準備を始める。
一人は新人@(しずこさんという名)のようだ。
彼女たちは、「先生」と呼ばれている梅田との会話によると住み込みで働いているらしい。
うち一人がアコーディオン奏者と歌いだす。
次々と酒場で働く人々が出勤してくる。


梅田は江藤に酒を勧め、さっき歌っていた健一(宮原卓也さん)を褒める。
江藤に(健一は)新しい空気を吸ったらもっと伸びるだろうという言うが、
その言葉が気に障ったのか?江藤は後ろを向いて去る。
入れ替わりに入ってきた男に「江藤さんはもう昔の面影はない」と、
昔話をはじめる。
(梅田さん、タバコをいっぱい渡してるけど、その男が店のマネージャー。タバコはどこで仕入れた?)

そうこうしているうちに客が入ってくる。
男3人が入ってくるが、梅田を見てパチンコ屋で見た事があるという
(何と、梅田氏はパチで生計たててるパチンカーでしたわ^^;で、タバコはその戦利品)

ここから先は、さまざまな客が入ってくる風景が。
馬券を当てて上機嫌のもの、コバンザメのように他の客にくっついて様子をみている男。
そこに陰気な表情の中年紳士が入ってくる。
その姿を見た先ほどの馬券男が声をかける。
紳士は鬼塚(東野英治郎さん)で、馬券男は戦時中彼の部下であった岐部(加東大介さん)であった。
二人で酒を呑み始めるが、先ほど岐部に寄生していたコバンザメ男・汲島(多々良純さん)も一緒に席につこうとしたので、汲島はダメだと追っ払う。

すると次は夫婦喧嘩の二人。奥さんがプリプリ怒ってさり、旦那が後を追いかける

ギャング風の男4人が店に。
そのうちの一人・森本(丹波哲郎さん)が給仕のユキ(野添ひとみさん)を呼びつける。
森本はユキに、ユキのことで、
きれいさっぱりユキから手を引くか、身体をはって勝負をつけるか今夜鱒見と話し合うことになっていると告げる。
おびえた表情のユキ。
森本は今日はここの払いくらいの金はあるよとユキにビールを持ってくるよう言う
(どうもマネージャーとユキの会話といい、クセの悪い客のようですな)

すると、今度はさっきの鬼塚が、
「蓄音器をやめろ!もっと勇壮活発な曲をかけろ!」と机をたたいていきり立って怒鳴る。
(ここの客ってひと癖もふた癖もあるヤツばっかり!・笑)
いつまでも軍人気質が抜けないらしい(曲も軍歌がっ)

コバンザメは店に巣食うコバンザメのようだ(爆)

開店前に練習してたピアノの江藤の伴奏で健一が歌い始める。
歌をBGMに、各テーブルではそれぞれの時間が流れる。

健一の歌の後はのど自慢大会に突入!(歌はなんでもありだなこの酒場)
コバンザメが真っ先に手を上げる。
「おとみさん」など調子に乗って歌いあげる。


先生一人と学生大勢のグループは明るくほのぼのとした雰囲気。
のど自慢はコバンザメでいきなり終了。アバウトである。
学生グループのリクエストで持ちこみのレコードを。
青春歌だ。グループは立って腕組して歌い出す。

それをやめろ!とまた怒鳴り出す、こまったおっさんの鬼塚。
かまわずグループはフルコーラス歌いきって先生に乾杯!♪
更に先生は「どうも大変失礼しました」と鬼塚に礼をし、
生徒たちも爽やかに去っていく
過去に取り残されたままの人と、これからの未来を見ている若者の対比。

すると、いきなり酒場をダダダダダー!と駆けて行く男一人と、それを追う男。
一瞬の出来事だけど・・・・
あれ?あれがひょっとして天知さんっ!?( ̄□ ̄;)!!←俊足
「わからん!」「今の世の中はわかりませんなぁ!」と言う鬼塚&岐部の言うことも分かる(笑)

外の学生運動に負けじと歌い出す鬼塚&岐部だが、外の合唱の方が大きかった(爆)

ユキちゃんが舞台で「さくらさくら」を唄い出す。
鬼塚は岐部がいない隙に勘定を払って出て行き、それを追って岐部も勘定をツケにして(笑)去った。

一人の男がくわえ煙草で入ってくる。鱒見(宇津井健さん)だ。
まっすぐ森本の元へ行く。歌いながらも心配そうなユキ。
いきなり鱒見は森本の手をフォークで刺し( ̄□ ̄;)!
ユキから手を引くのかどうなんだと言う。
森本は引こうと言い、更に鱒見は金を出せ、身体をはった俺が当然受け取るものだと。
森本から鱒見は金を受け取り、
こっそり梅田に大坂に高跳びするので10時半に東京駅に来るようユキに伝えてくれと伝言して去る。
追いかける森本達。

店の外にユキの妹の幼いゆみこが立っていた。
泣きながら、母が病気で寝ているという。
お米が無いという。
マネージャーに前借りを頼むも、マネージャーもそれは・・・と口を濁す。
すると梅田が貸してやってくれという。
店が閉まる前までにどうやらパチで金を工面してやるからユキに貸せということのようだ
(手段はアレだが、心優しい人である)
ユキの父親は戦死し、母親は疎開先でそのまま人夫として働いているらしい。
梅田はそれとなくユキに妹を送っておやりと、自分の小金を渡した。

あるテーブルでは暗い顔の二人の男。
コバンザメの襲来も迷惑そうで、コバンザメもすごすごと立ち去る。
ところがその暗い顔の男達、ストリッパー目当てで来ているらしい(わはは)。
ストリッパー嬢・エミー・ローザ(津島恵子さん)が出勤してきた。
健一とステージ裏で話すが、元々エミーはバレエの基礎があるらしい。
その気になれば(バレエに)戻れると健一は言うが、
言うほど世間は甘くないのよとエミー(酸いも甘いも噛み分けた姐さんと、世間知らずの坊やのようだ)
健一は、エミーの身体にスポットライトが当たるのが辛いんだという。
一瞬苦しい表情のエミー
(汚れた自分を見る、まだまっすぐな健一の視線が辛いのかしら?)

戻ってきたユキに、鱒見の伝言を伝える梅田。驚くユキ。


品の良い紳士と、連れの若い二人の三人の男が来店。
ん?梅田が面識あり?
健ちゃんはリクエストコーナー突入。ソーラン節より歌い出す。

ユキは決心し、涙ながらに梅田に話す。
鱒見の愛情だけが自分の支えだと。

梅田のリクエストで健一は「闘牛士の歌」@クラシックを歌う。
(どうもさっき梅田が紳士を見てハッとしたのと関連ありそう)
連れの二人を制して、真剣に聴く紳士
「なかなかしっかりしている、本格的じゃないか」と褒める紳士。

その時、ユキは「先生、サヨナラ」と梅田に別れを告げるが、
マネージャーがやってきたので一端ユキをカウンターにしゃがませる。
あれリクエストしたのは先生ですか?困りますなぁとマネージャー。

梅田とコバンザメが闘牛士と闘牛のマネをはじめ、
梅田が「ユキちゃん!いまのうち!」と後ろに声をかけてユキを逃がす
(この場面、さり気なさそでちょっとグッとくる(TωT))
クラシックに酒場の客が飽きないように、
そしてどうやら品の良い紳士に健一の歌をしっかり聴いてもらうために、
余興で踊る梅田とコバンザメ。
歌が終わると酒場はやんやの喝さい。

新聞社の山口(江川宇礼雄さん)という男が梅田に声をかける(梅田氏は絵描きさんだったのか!!)
戦場でちょっと面識があったらしく二人は握手を交わす。

健一の歌を真剣に聴いた紳士が、健一をテーブルに呼ぶ(あれ?江藤氏も面識ある?)
紳士は、新日本歌劇団の中小路と名乗った。
江藤は中小路のことを知るようだが、中小路は分からないようだ。
中小路は健一を歌劇団にスカウトする。
明日、赤坂の事務所に来てくれるよう、名刺を渡す。
すっかり乗り気の健一。
健一は歌劇団のことを切り出すが、江藤は悲しい表情で舞台裏に引っ込んだ。
エミーは我がことのように祝福するが、
江藤はいかん!と何故か反対する。
エミーは健ちゃんの才能を縛り付けるの?と江藤を問いただすが、無言だ。
ベルの音が鳴り、江藤はピアノの前に座る
(この映画に出てくるワンコ、江藤氏にすっかりなついていてめちゃめちゃ可愛い^^)

江藤の伴奏、健一とコバンザメ(!)の照明でエミーのショウが始まる。
(ストリップといっても、前がちょいと開いたスカートで、脚だけの露出、上半身も素肌にベストみたいなのを身につけてるので、今のストリップとは全く違って上品です。踊る姿が美しいエミーさん)
エミーを凝視する一人の男がちょっとコワイ・・・

山口に梅田は、世を捨てたのは妻や娘を戦争で亡くしたからだけじゃないと話す。
戦争絵を描いていたことが間違いであることに気付いたからだという。
自分の絵を見て闘士を燃やした人がいたかもしれないと思うとつらいという。
嗚咽する梅田・・・・彼もまた、過去に傷を持つ男だった。

客席を縫うように踊り続けるエミー。
仮面をとってふと見ると、あの暗い目をした男が立ち、
刃物を持ってエミーに近付いてきた(ストーカー野郎だったのか!!)
(客席からは「よっ!千両役者!」とか舞台の延長と思ってる人も多いようで・・・・)
逃げるエミーの腕を男が斬りつけた!
さすがに客も気が付き男を取り押さえる。
男はエミーに一生を台無しにされた!とわめくが、
エミーもめちゃめちゃにされたのは私の方よ!卑怯者!とののしる。
私を裸の女にしたのはあんたじゃないの!と。
(客はエミーさんの味方です・笑)
男は捕えられ、エミーとマネージャーも参考人として警察に呼ばれる。
エミーは江藤に健一を鎖で縛らないでと頼み、健一にどんなことがあってもチャンスを逃がしちゃだめよ頼れるのは自分だけなんだからと言い残して去った。
↑あ~あ、新聞社が客にいたんで書かれるわ^^;

梅田は山口に、どうしても今夜金がいるから自分の絵を三千円で買って欲しいと頼み込む
(ユキちゃんのためにマネージャーに借りたお金分ですね)
そのくらいならと山口は快諾してお金を梅田に渡した。
梅田は酒のポスターの裏に山口の似顔絵を描きはじめた。
その絵を山口は喜んで受け取り、帰っていった。

入れ違いにマネージャー帰還。
閉店時間になっていた。
梅田はさっきの三千円をマネージャーに渡す。

コバンザメは酔いつぶれ(笑)、
店員に帰るようかかえるようにおっぱらわれた。

女給たちが勘定していると、ユキがいない。
梅田が鱒見のことを女給に話し、マネージャーには自分が話すから、
あまり騒がないようにねと言い含める
(ほんと、梅田先生素敵だなぁ(´▽`*))

だまったままの江藤と、そして健一。重苦しい空気が流れる・・・

仕事が終わった順から従業員たちも帰って行く。
マネージャーも帰り、
江藤と健一と・・・・梅田だけになった。


江藤に、中小路の元に行ってはいけない理由を問う健一。
苦痛の表情の江藤。
堂々巡りの二人。どうしても理由を話さない江藤。
梅田は江藤と二人になり、闘牛士の歌を健一に歌わせたのは自分だということ、
中小路は江藤からある意味すべてを奪った男(江藤の妻は中小路じ走ったので、江藤は妻を刺した過去が・・・・)に健一を奪うように仕向けたのも自分だと。
でも、健一はこれからの人で未来がある。
そんな健一がこのまま酒場で終わらすのはあまりにも残酷だ。
我々老人は若い人のために捨石になることも、こやしになることも必要。
だからといってあなたの芸術はすたれやしない。
ちゃんと中小路の元で健ちゃんのうえに大きな花が咲くと。
お互い苦しいが憎しみも悲しみも乗り越えて若い生命の中に我々年寄りは生きていかねばならぬ。
あなたも私も芸術家、苦しいがここのとおりをよくのみ込んで、
健一を送ってやってくれないかと梅田は江藤の気持ちを慮りながらも、頼むのだった。
(このシーン、かなり泣ける(TωT))


江藤は無言で梅田の手を握り、健一の元へ行き、許したのだった。
そして梅田のためにピアノを弾き、健一が歌を歌ったのであった。

ユキが戻ってきた。
ユキは鱒見の元へいくのをやめて戻ってきた。
彼女は家族を選んだのだ。
梅田はユキを家まで送ろうといい、健一の歌を背に酒場を出たのであった。

---------------------------------------------------------

いやぁ・・・・想像以上にめちゃめちゃ良かったですわぁこの映画。
上記で展開を書いてますが、この映画の良さは映像を見てこそ。
酒場だけで展開する舞台のような映画
(これ、実際に舞台でも上演できそうですよね、作りが)
酒場に集う、さまざまな人の悲喜こもごもの人生模様が酒場の一日の営業の中で交錯するのですが、
下手するとごちゃごちゃしそうなのに、
織り交ぜ方がとってもうまい。
そして、戦争などで傷ついた老いた人々や、これからの未来がある若い人々との対比も秀逸。
合間に、コバンザメのようなコメディリリーフが隙間を縫うように飾り、
華を添えると思ったストリッパーの哀しさと強さも人生模様の中に彩られ、
人々をつなぐ大きな支柱として、自身も傷を持つ梅田のような人情に篤い男がいて・・・
とても人間味にあふれた、哀しいけれども素敵な映画。
こういう映画大好きなので、ティッシュ方手に時々涙しながらも、ほっこりとした気持ちにさせていただきました。
色々の人の人生を見ることができるので、
二度目・三度目と別の視点でも鑑賞できそうです。
ちょっとむか~しの西洋映画にもありそうなカメラのアングルもあり、
ノスタルジックさもあれど、粋な演出で全く飽きることがありませんでした。
かなりお気に入りの映画です!^^

がま口好きの部屋<1>

私こと熊猫屋は、かなりのがま口もの好きです。
ことのはじまりは、例えば買い物でレジでささっと済ませたいので、
(どっちかというとせっかちかも(笑))
パカっと開いて中身が見渡せて、すぐ取り出せるのですよね、がま口は。
更に、中身が丸見えになってしまう無防備なバッグも好きではないので、
がま口のバッグは私の希望の両方を兼ね備えてくれたりします。

バッグから財布から小物から様々ながま口が生息しているのですが(笑)、
肥やしと化しているものは二つくらいでしょうか?
結婚式とかのパーティで使う総ビーズの黒地に赤い薔薇が沢山のガマバッグと
(以前よく使ったけど、今の歳で使えるかちと怪しい)、
パンダ好きの勢いで・・・のシリコンがまパンダ(爆)
あとはバッグは服や季節に合わせて変えたりしつつローテーション、
(靴と同じでバッグも同じものを毎日使わなければ劣化も遅くすることができますよね(・▽・))
小物も使っているので肥やしにはしてません。
基本的に使わないがま口は買わないようにしています(たま~に失敗もありますが^^;)

そんな中で、今冬ももう終わりだしと「また次の秋にね~♪」と仕舞ったのがこのがまバッグ。
CAGW51EK.jpg

確か、がま口を多く取り扱っている和雑貨屋さんのバーゲンで購入したのですが、
模様がオレンジ・茶色・黒の「銀杏(いちょう)」なのですよ。
持ち手はデフォルトでは斜め掛け用の長い革紐なのですが、ナスカンで取り外し可能なので、
これをもっと短いチェーンにして手に持てるようにすると着物にも合うのですよね^^
(ナスカンなどで持ち手を取り替えることができるがま口バッグって結構ありますけど、
持ち手を変えるだけでかなり印象が違って「一粒で二つも三つも美味しい」状態になれるのも、
がまバッグの楽しみです♪)
洋服でジーンズなどのカジュアルの時はデフォルトの長い紐で斜め掛けしたりして、
秋から冬にかけて毎年使っているのですが、色といい模様(銀杏)といい、
ちょっとふかふかに仕上げてある布地といい、春や夏には向かないのであたたかい季節は仕舞っています。

今年ももうすぐ春だーということで、これを仕舞いました。
雪解けも近し、あたたかくなってきましたね(´▽`*)
今年はシャーベットカラーが流行色だそうですが、さすがにそんな色のガマバッグは持ってないなぁ(笑)。

映画「銀座っ子物語」(1961年・大映)

日本映画専門chで、若尾文子さんが出ている映画をやってたんで観ましたよ(・▽・)


(あらすじ)※日本映画専門chより

「第六の容疑者」の井上海次が監督した、スポーツマン三兄弟を中心に描く明朗編。
長男の一郎(川崎)は元レスリング選手。次男の雄二(川口)はアメフトの選手、三男の修三(本郷)は学生ボクシングチャンピオン。
そんな三人にたくさんの若い娘たちが群がるが、本人たちは誰も相手にしない。実は三人とも千加美(若尾)という一人の絶世の美人に出会って一目惚れしてしまっていた。

(感想等)

銀座に店をかまえる宝井清吉(中村鴈治郎)・きく(三益愛子)夫妻には3人の息子がいるのだけど、
世間は<あんないい息子さん>なんて評判だけど、
どこがいい息子なんだ(笑)。
父親は確かに今は遊び人だけど、就職しても給料を辞退なんて阿呆なことして親のスネをかじり続けてるくせに、親に対しても上から目線の偉そうな長男といい、
兄弟三人そろって筋肉バカだし、口調は軽いし、自己中なものいいでろくでもないんだけど、
外面だけはいいってやつなんだよね(^ω^;)
↑人間性としてはどうかと思うぞ

蛙の子は蛙というか、そんなバカ三兄弟の父親も、
仕事に出るとは言っては、昼間っから銭湯でゆったりしてたり、
小唄の師匠のところに通っては若い芸妓たちに囲まれてでれでれしてるわ、
この親にしてこの子あり。
(それにしても鴈治郎さん、あの唄いっぷりは「地」なんでしょか?あんまりうまくな・・・・自主規制^^;)


ああ・・・・長男、父親には大きいこと言ってるけど、
会社ではいいように使われてるのか^^;←所詮おぼっちゃん
それをホテルの御令嬢で社長秘書の千加美(文たん)にも指摘されるし(笑)

更に、二男も三男も仕事などの繋がりで千加美と接触することになるのだけど、
そろいもそろって一目ぼれ(爆)、
揚句仕事で接してるのに兄弟ゲンカをはじめる脳筋ぶり。

千加美相手に、酒が入らないとまともに口がきけなかったことに凹む長男。
(実は兄弟で一番純情??・笑)

室井一家のところに、ゆくゆくは長男と結婚させるために手伝いにこさせてるセツ子(野添ひとみ)さんのことが可哀想だときく(そこまでセツ子自身は考えてなさそうな?)

長男に、たとえライバルが兄弟や親友だろうがガメつくいかなきゃ!と、
焚きつける次男・三男だが、相手が同じ人なのに・・・・(爆)

アメフトの試合に千加美を招待した次男。
応援席の千加美のとなりに三男がいるので気が気でなく、失敗をしたり。
それを喜ぶ三男^^;
ついに発奮して駆ける次男だが、トライできずに人海の下敷きになって気絶。

千加美は長男のレスリングも見に行くことになるが、
長男も元チャンピオンだが現役バリバリの選手を前に撃沈^^;

セツ子の母親と、きくが茶飲み。
セツ子のことは、周囲の問屋の息子さんの話もきていることだし、そっちにするかもよな話。
(セツ子はテキパキしていて可愛い娘^^)
セツ子の母親が三兄弟をみて、おかしな子たちねぇセツ子を預けるのが心配になってきちゃったと本音をw

三男もボクシングで撃沈(三人とも本番に弱いっ)
(一緒に次男ときてた近所の喫茶店の娘さんの桃子役は江波杏子さん。この頃は綺麗だけど普通っぽい感じですの)

ちょw女は大きな話に弱いって、そんな絵空事のような話で簡単に長男にまいってしまったんですか!?文たんっ(笑・それは一つの言葉のあやなんでしょうけど^^)
長男に心がいってしまったことを知った次男と三男はあっさり長男を応援する立場に変更。
後押しして、あっさり長男と千加美はカップルに。

一方で、千加美がお店に来た時に誕生日の着物と言ってきくに頼んだ反物を、
清吉がバーのママに持っていってしまってさぁ大変。
きくと大ゲンカになってきく家出^^;

父親を問い詰める兄弟三人。親父さんを兵糧攻めに。
一方、母はせっちゃんの母と温泉旅行でリフレッシュ(爆)

兵糧攻めの蔵から脱出した清吉は、バーのママんところで反物を取り戻しに行くが、
チンピラにケンカふっかけられたのを、よせばいいのに売り言葉に買い言葉で言葉をぶつけてしまってさぁ大変。
チンピラに囲まれる。
ボコられたのに、また強気に「アホウ」なんぞっと言ったものだからまた追いかけられる清吉
(ほんとしょうのない親父さんね)
すると、聞きつけて助けにきた三兄弟がチンピラを撃退する

一件落着かと思ったら、チンピラが増えて大乱闘に発展。
清吉と三兄弟は警察の御厄介に^^;
(牢の中で、今更ながら稼業の心配をしたり、親父のいいところを見直す三兄弟
なんと、次男は家を継ぐ気なのか?)
母親もかけつけるが、そこへチンピラどもの親玉のヤクザの親分が登場
(現代だったらヤクザってだけで問答無用だけど、相手の出方次第って警察も言うなんて時代なのか?^^;
それにしても素人に殴った立場で最初偉そうでしたな)
ヤクザの親分は顛末を聞いて宝井家をボコるかと思えば、
「エライ!いやぁ~感心した、親孝行なもんだ」と、謝られ解決する。


家族4人、仲良く夜道を歩いて帰る。
次男が後継ぎ宣言をしたり、ほのぼのした雰囲気の中、
心配した千加美が車で駆けつけ、家族に送り出されて長男と共に車に乗って行った。
今度は走ってかけてきたセツ子に、次男がジャズを聞きにいかない?と誘い、二人で去って行った
(川口浩さんと野添ひとみさんってカップルな作品って多いんじゃないですかね?)
そして三男。これも心配して喫茶店の前にいた桃子に声をかけられ、喫茶店に入って行った。
三兄弟ともおさまるところにおさまり、
清吉・きくのふたりきりに。
バーかどっかに寄ろうかと思うた清吉を、「今日ぐらい私に付き合いなさい」ときくに言われ、
二人はにこやかに家の中に入っていった。

(完)

------------------------------------------------------

私、てっきり文たんをめぐる三兄弟のとり合いがメインかと思ってたのですが、
これは宝井家が中心のホームドラマだったんだぁ・・・・と見終わっての感想。
とにかく、すっとぼけた親父の中村鴈治郎さんの軽さが楽しい(笑)
女性陣は文たんを含め、この親父と三兄弟の物語に添えられた花という気がしてならないほど、
見どころは少ないかなぁ。
江波杏子さんは桃子の役を見ていると、こういう普通のお嬢さん役だと影が薄くなっちゃうのねと見ていて思いました。
その5年後から始まる「女賭博師」シリーズのクールビューティーな銀子さんでブレイクするけど、
ちょいとクセのある役の方が光るお人だなぁと。
野添ひとみさんと川口浩さんはいつもセットかいな!(笑)と思ったけど、この年には二人結婚してたのね。
(川口さんの実母の三益愛子さんも出てるし・・・映画「くちづけ」(1957年)といい、どういう経緯で共演したのだろう^^;)
ちょっと阿呆な軽い映画だけれども、何も考えずにワハハと笑うのが吉かな。
文たんの活躍度が少ないのがちょっぴり物足りん(笑)



映画「女賭博師 鉄火場破り」(1968年・大映)

今やってるNHK朝ドラ「カーネーション」の老奈津を江波杏子さんが演じるそうで。
栗山千明嬢が年重ねると・・・・尾野真千子→夏木マリ@主人公より違和感なさげw

そんな江波杏子様の<女賭博師シリーズ>の1本
「女賭博師 鉄火場破り」を観ましたよ(・▽・)

確か初めて観たのは「女賭博師 丁半旅」だったけど・・・・
このシリーズって連続性が無いのか。

日本映画専門chでこつこつ録画した中で今回はこれを観たのですが、
やっぱり面白いわぁ~。
しかも
成田ミッキーさんと大友柳太朗さんが出演してるなんて、私に観てくれといわんばかりぢゃ(笑)

今回の銀子さん@江波さんは、伸江という女師匠について一線の壺ふりを目指して・・・
な流れなんだけど、
最初タイトル通り、賭場でのイカサマ破りをしながら全国を回ってたのだけど、
黒川@ミッキーさんという二代目の親分のところで黒川に目をつけられたというか、
銀子たんが女として見られてしまったのが歯車の狂いの始まりで、
銀子は真っ向勝負で壺ふりになりたいのに、
金のために銀子を裏切って黒川に差し出してしまう伸江
(ミッキーさん失敗して酒の栓抜いてかっこつけて飲むけど、未遂ですからっ・笑)
伸江と袂を分かち、一人賭場で壺を振りたいと行くが、
黒川の手が回って壺がふれない。

そんな銀子を救ってくれたのが、大友柳太朗さん演じる前島。
壺ふりができなくて、以前やってた按摩に戻ってた銀子にたまたま出会ったのだ。
前島は、黒川のところでの矢ノ上と銀子の対決で、札に仕掛けがしてあってそのせいで銀子が負けたことを見抜いてたんですね。
その細工された札を作っていた職人@山本留造は10年前にイカサマ札を作ることが嫌になって、
伝統の蒔絵師として現在はおり、前島や銀子がお願いしても首を縦に振ってもらえなかった。

前島のところで銀子は壺をふって人気になり、
黒川はメンツをつぶされた腹いせに前島に嫌がらせをし、
更に勝負を申し込む。

しかし・・・・矢ノ上との勝負までまた黒川イカサマか!
サイコロに鉄を入れて、板にも鉄で磁石で操るなんてw
銀子に見破られて黒川撃沈・・・・
どうやら黒川@ミッキーさんは小物で、大物は前島@大友さんらしい。

銀子が以前イカサマ破りをしたことで自殺をした男の娘と勝負をするが、
銀子はわざと負けるつもりだった。
しかし、伸江が持っていたその札を・・・・・留造が止めイカサマと言いのけた!

びっくりしたのが、留造が伸江の元夫だったことですわー。
しかし、伸江もいっぱしの壺ふりを育てたかったといいつつも、
伸江自身がイカサマで指つめられて振れなくなってたし、
やっぱり根性が・・・・^^;

父親がイカサマを見破られて死んだと知った辰吉の娘・恵美子は足を洗うことになり、
辰吉の追善の会では銀子が壺ふる姿が。

(完)


ただのドンパチだのやれ喧嘩だのヤクザ映画は私は好きではないのだけど、
(はっきり言えば嫌いと言ったほうがいいくらい。時代劇の任侠ものは観るけれども、
現代のヤクザ映画は殆ど観ない)
この女賭博師シリーズは銀子の凛とした感じといい、
任侠映画としてもスマートな所が好き。
それにしても、銀子さんの行く先は毎度手をかえ品をかえ、
色々な波乱がありますなぁ。
イカサマの手法も色々でw
ミッキーさんのデコより上の前髪が気になってしょうがありませんでしたが(笑)、
小物扱いでもニヒルなミッキーさんはやはし存在感ありますな。
銀子さんを手篭めにしようとする、色ボケっぷりがアレでしたが(でも、表面上はあくまでニヒル)

銀子さんは変わらぬクールビューティーっぷりが素敵ざんす。
ミッキー黒川に自分とこの建設会社に車でつっこまれる嫌がらせをされようが動じない、
大友さん@前島の動じない安定感もたのもしー。



軽く観るつもりが映画「王将」で涙(TωT)

BSプレミアムで放送された、阪妻さん主演で伊藤大輔監督の「王将」(1948年)を録画してあったので、
何とはなしに観たのですが、
見始めたら止まらなくなり・・・・・・・・泣けた。

阪妻さん演ずる坂田三吉は「将棋バカ」で、若い頃は奥さんの小春さん(水戸光子さん)が何度も離縁しよかと考えるくらい、貧乏な中家のものを質に入れてまで将棋をさしに行くお人。
それでも、小春さんは三吉が根はいい人であることも分かっているし、
そして彼が将棋が天分であることも分かってる。
めっちゃ奥さんに甘えてる甘ったれのド阿呆だけど、憎めない三吉。

あまりにも人間臭いこの三吉のキャラクターを演ずる阪妻さんがほんとに素敵で、
「狐の呉れた赤ん坊(1945) 」もよかったけれど、
この三吉も、阿呆なんだけど根っこは真っ直ぐで邪気が無く、心根は優しいんだよね。
将棋バカゆえに、将棋のことになると他の事は目に入らなくなり、
それで結果奥さんを困らせることになってしまうのだけど、
心底悪気はないんだろうな(この手の人と一緒になったら腹くくらんといけないわね・笑)

そんな三吉が、関根(滝沢修さん)という好敵手というか目標を得て、
将士として本腰入れて挑んでいく。
時には、将棋をさすことの性根を娘の玉枝に涙ながらに指摘され、
一時本来の行く先から軌道修正もしたこともあったけれども、
最後はタイトル云々ではなく、ほんとの意味での「将棋バカ」(いい意味)になっていった三吉を、
関根も彼に対して一目置くのでした。

更に泣けたのは、苦楽を共にした奥さんの小春との電話越しでの別れのシーン。
病で危篤の小春さんに、電話越しに遠くから声をかける三吉、
そして小春の側で電話を受けながら泣く玉枝の姿にもう涙(TωT)

観終わって、また観たくなる映画でした。
阪妻さんの人間味あふれる人物の演技は素敵だったわ。

あ、そういえば三吉の弟子役でちらっと大友柳太朗さんが出演されてて嬉しかったですわ
(・▽・)チャンバラ鬘ぢゃない大友さんもまたヨシ。

映画「祇園囃子」(1953年・大映)

文たんご出演作品をまた~り見ております。
今日は「祇園囃子」。
原作が川口松太郎とクレジットで見て、
川口松太郎というと私の中では、登場人物が全員何か尋常ではない「新吾十番勝負」とか←おい、
さらに登場人物が尋常ではない「女人武蔵」(時代劇専門chで連続もの見た時、あまりのジェットコースターっぷりと昼ドラも真っ青の鬼畜演出にびびりましたw)
とか思い出しちゃって、
どんな話なのかしら・・・ドキドキと鑑賞しました(笑)

------------------------------------------------------

(キャスト)
義代春(小暮実千代)
榮子(若尾文子)
楠田(河津清三郎)
澤本(進藤英太郎)
佐伯(菅井一郎)
小川(田中春男)←この頃、田中さんは新東宝だったんですね。私ゃ東映で散々拝見しておりますが^^
神崎(小柴幹治)
幸吉(石原須磨男)
助次郎(志賀廼家辨慶)
今西(伊達三郎)
お君(浪花千榮子)
女紅場の教師(毛利菊枝)ほか

監督:溝口健二

--------------------------------------------------------
(感想等)

小暮実千代姐さん演じる義代春のもとへ、
舞子になりたいとやってきて入門したのが文たん演じる榮子なんですね。

新藤さん演じる澤本は榮子の父親で、
以前は羽振りもよかったんで義代春の客でもあったらしい。
メリヤス問屋だが、手が不自由なこともあり細々と暮らしているようだ。
澤本は、自分は今こんなんだからと、
渋りつつ榮子が何になろうと干渉はしないが、保証人にはならんという。

母が死に、親戚のとこでも身の置き場がない榮子は、
必死の顔で義代春にどんな苦労も辛抱してきっとええ舞子になりますと頼みこむ。
その意気を義代春も汲む。

舞子さん修行の場面、文たんが初々しい^^
他の女の子より背丈があるのでコンパクトな感じは無いんだけど、←特に日舞稽古のとこ
可愛いからもういいわ(笑)

榮子はよく稽古し、よく働いた。
すると1年もしないうちだが、席に出してもいいような体裁にはなってきた。
(舞子も今や芸より見栄えとはこの頃から・・!?家つきの子の豪華な衣装に太刀打ちできんといかんらしい)
お茶屋の女将さんに借金を申し込む義代春。

それにしても、映像に出てくる町家の雰囲気がええですねぇ(´▽`*)
癒される・・・

榮子の舞子でびぅの日。
(これも可愛いなぁ←オヤジ目線・爆)
義代春と共にあいさつ回りです。
楠田と役所の神崎が商談をしている場に、
義代春が義代江(榮子)を伴って座敷に上がる。
義代春が神崎にあいさつしているすきに・・・・おいおい楠本早速かけつけ三杯と義代江に酒w
そして初日からマジ呑みで酔っちゃうし^^;
(義代春が言う「アプレ」って何?と思ったけど、「戦後派」を意味するんですか。ということはその当時の「今時の子」ってことかしら)

酒が入ると大胆になるのかこの子は!
酔っぱらった揚句、せっかく父親がお祝に浴衣の反物を贈ってくれたのに、
そんなら舞子であがる時に(お金の工面で)なんにもしてくれなかったのよ、今更とか言いだす始末。
なんぼアプレでも義理人情忘れたらあかんえと言う義代春姐さんの言葉も、
耳に入ったんだか寝っ転がってしまう義代江。

基本的人権とか言われている世の中の一方、
義代江の同僚の舞子が62歳の旦那はんをとらねばいかんことになったことを義代江は聞かされる。
断ることはできない、この道にきた限りには行かねばならん道。

お茶屋の女将さんから、義代江に旦那をとらせる話しを聞かされる義代春。
相手は先日の楠田で、なんと、舞子にあげるための費用を工面したのは楠田だったのだ。

よし君@お茶屋から二人の呼び出しがあり(相手は楠田)、
気がのらなそうに素麺をすする義代春は、義代江を先に行かせる。

義代春の今晩の相手は先日の神崎であった。
(神崎はちょいと気があるのかな)

にゃるほろ、アプレだわ義代江。
旦那をとることはあくまで自分の心次第らしい(笑)
更に、顔色一つかえずに対峙するとは大きい。
(この時代既に野球拳があったのか)
無邪気なのか天然なのかw

楠田に誘われて東京に行くことになった義代春と義代江。
寝台車の個室へ、偶然一緒の車両に乗った義代江・・・榮子の父親がやってくる。
父親をつっぱねて楠田の元に行く榮子。
(新藤さんの今回の役は人の良い気弱なおじさまなのね)
東京での商談がまとまらんことには京都へは帰れないって・・・お父さんっっ(泣)

あ~東京につれてくる真の目的は観光ではなくてやっぱりそっちか。
神崎を楠田は呼び出し、
商談成立のために無理やり義代春に神崎の相手を頼む楠田。

うほ・・・神崎既にその気まんまんです^^;
対して楠田も義代江に野心満々(おれの文たんにっ!(笑))
無理やり義代江をものにしようとする楠田と抵抗する義代江。


義代江、楠田の唇を噛んで抵抗( ̄□ ̄;)!!
(さすがドSの文たん←違うて)

おかげで義代春も神崎と変なことにならずにすんだが、
これで終わるわけではない。
義代春が神崎を受け入れなかったことで、8,000万の仕事がパーになってしまった。
どうしてくれるということに。
今度こそ何とかするとお茶屋のよし君の女将。

よし君の女将に呼び出された義代春。
女将は神崎さんに恥かかせたとおかんむり。
どうやら事は義代江の起したことより、商売に直接関わることになった義代春が神崎にした態度が問題らしい。
女将ににらまれたら商売できない。
先方の顔をたてるなら今後もあんたの身になるという女将の言葉にも、
神崎を旦那にすることをためらう義代春。
怒った女将は、貸した30万を払うまで出入り禁止にする。

それから宴席に呼ばれなくなった義代春と義代江。
祇園のお囃子が聞こえる季節になった。
稼ぎ時なのにお呼びがかからない。
そんな折、冒頭で義代春が追い返したぼんぼんの小川が来た。
あれから景気よくなったらしい。
出入り禁止となっている義代春に、いつでも援助してやるぞと気が大きい小川。
ホロ酔いで他の芸者を伴って去っていく。

他の舞子に見つかって慰めの言葉をかけられる義代江が切ない(涙)

寂しげに三味線を弾く義代春。
そこへ澤本@榮子父がやってきた
嗚呼・・・こんな時のお金の用立ての依頼か(;ω;)
榮子には干渉しないと言ったくせに!!
指輪・簪・時計を差し出して、これっきりと義代春
(ううっ・・・澤本も最低野郎だったか)

楠田の会社の男がきて、神崎を連れ出してきたから今度こそ首に縄つけても義代春をと女将に。
そんな折、女将に義代江があやまりに行ったことで渡りに船と女将、
義代春に神崎のいる中西に行っておくれと言い、義代春も受ける。
(義代江ちゃん、姐さんと入れ違いにちょっと怒られる)


自分と引き換えに義代江を許してもらった義代春は、
神崎の元に行き、身を任せた。

お座敷に呼ばれるようになったが、
帰ってきた義代春に、身体を売るんなら舞子やめるとまで言う義代江をひっぱたく義代春。
(姐さんの気持ちも知らんと・・・)
義代江のことを実の姉のように切々と言う義代春に、取りすがって泣きあやまる義代江。


今日から私が義代江の旦那よと義代春は妹分の支度をし、
二人ならんでお座敷へと向かっていった

-----------------------------------------------------------

義代春姐さん・・・・(TωT)る~

劇中に人権とか、アプレとか出てくるけれども、
世の中それだけではどうにもならん哀切さと、
しかし最後には底から這い上がって生きて行く女の様を見た映画でしたわ。
文たん演じる舞子の言うことは正論でもあるのだけれども、
そこはまだおぼこ娘の世間知らずな面もあった
(でも楠本の件はゆるせんなっ・笑)
酸いも甘いも知り、少女は女性の階段を上っていくのですな(´ω`*)
(思い返せば、出てくる男達の酷いこと酷いこと^^;)

それにしても楠本の件もあれだが、
神崎も義代春姐さんが身を任せた時点で、別にいい女がいるんぢゃねぇか。
だからあの一夜は一夜の遊び?
姐さん・・・・(涙)

この映画の、割と建物だと畳に近いところからのアングルは好きでござんす。
そこからそっと女性達を遠目に映していたりなんかして。
うなじがのぞく後ろから撮ったとことかも、女性がほんとに美しくとれてますの(目の保養)。

小暮実千代さんの哀切とした演技が身につまされます。
最後、妹分を守るという大義名分で自分を奮い立たせる姐さんに、
カンバレ!と声をかけずにはいられない。
男について割り切れないところは榮子と似ているのかもなぁ。

榮子を演じた文たんは、も・・・・可愛いというほかないですわ(´▽`*)
こんなに可憐でほわんとした・・・・でも現代っ子らしい内面を持ち合わせた榮子という役柄はまさに彼女にぴったりですな。
しかし、こんな可憐な少女な時にもドSを発揮するとは(笑)










映画「日本橋」(1956年・大映)




時代劇以外の日本映画とか、その他海外作品はこのブログに書きます(・▽・)

市川崑監督作品。


淡島千景さん演じる稲葉家のお孝さんと、
山本富士子さん演じる滝の家の清葉さんの対比が面白い。
さっぱりした姐御的雰囲気のお孝と、しっとりとした雰囲気の清葉の二人の芸者。
清葉がふった男達は、お孝に拾われていくのだが、お孝は清葉に対抗意識がメラリ。

そんな折の葛木晋三(品川隆二さんと最初気づかなくって、気づいてビックリ( ̄□ ̄;)!現代劇だと雰囲気が全然違うというか、まだ東映にも来る前だからか、完全二枚目でご出演です)が清葉の前に客として現れるが、
姉を思慕する葛木は清葉に姉を重ねて彼女に魅かれていく。
(山本富士子さん、上品でしっとりと濡れたようなええ女っぷり)
でも、彼女には旦那がいる身。
密かに縁結び参りするあたり、葛木のことは憎からず思っているようだけど・・・・
心だけ葛木と縁を結んで別れてきたと切々と母に言う清葉が哀しい・・・。

姉の形見の雛を新聞にくるんで川に放った葛木に、巡査が言いがかり尋問。
それを見たお孝は、咄嗟に機転をきかせて葛木を救った。
(尋問に「妻とでも書いといて」とかお孝さんw)
この橋のシーンでの文たんがめっちゃ可愛い♪
お孝さんのお化けが出るという家を怖がったり、仕草がいちいちもぅ愛らしくて(´Д`*)ハァ

お孝と以前できていた五十嵐伝吉のストーカーっぷりが怖い^^;
(自分の赤ん坊を清葉さんのとこに置いてくし!)
あの夜、葛木とお孝はできたのね。
一見下出に出ているようで、結構えらそうな伝吉。
一晩だけとお孝に頼みこむ
(えー子供は田舎にやったって・・・・最低だなぁ)
既にお孝の心は葛木にあるようで。

先日の巡査が、先日は失敬したお詫びしますと葛木に伝えてくれとお孝のところにやってきた。
しかも、葛木の奥さんと呼ばれたことに嬉し涙のお孝さん。
すっかり奥さんの気分のお孝。
しかし、昨晩一時の同情で共にしてしまった伝吉が今度は邪魔でしょうがない。
追い出そうとしたら、逆にドスを持ちだされて脅される。
しかし、葛木の名を出し、斬るならその字で斬っとくれと肝がすわったお孝に詰め寄られ、
伝吉は階段から落ちる。

清葉は伝吉が捨てた子を自分の子として育てていた(伝吉の子とは知らない)

お千世役の文たんの、おじいちゃん孝行場面に和む(´▽`*)

大学の先生方のお座敷。となると客として葛木もいる。
火花バチバチのお孝と清葉。
・・・というよりお孝の意地で清葉に嫌味をいったもんだから、
座敷ですねて階下で酒を呑む始末。
葛木にパチンと叩かれて目が覚めたお孝さん。

うわ~ストーカー伝吉、葛木にお孝と別れてくれと。
しかも鬼だキチガイだとお孝を罵る始末。
自分の身の上まで話し始めるし・・・orz
(う・・・気持ち悪いものまで見せられるし(鬱))

自分の心に気づいてしまったと
姉を探しに巡礼に出ると葛木(^ω^;)はぁ?
二人の別れはあっけなく来た。

子供にからかわれていた千世を助けたのは・・・・葛木?(何も言わず去っていたけど)
通りかかった清葉、笠をかぶった雲水姿の人が誰かと気づいてる?
お孝のところでは、お千世と、「おばさん」と称する人の同居してるらしく、
そのおばさんがちっと酷い人らしい。
お孝と話してみましょうと清葉。
すっかり廃人となって痛々しいお孝(うううっ・・・・恋の傷がこんな形で出てしまうくらい繊細だったのか・・)
おばさんという人、お千世をお座敷にと清葉が言うと(金が入るだろうから)目の色変えて、
お孝の着物を脱がせてお千世にとしようとするけれど、
そこはバッチリ清葉姉さんがビシッとおばさんを叱りつけて溜飲がさがります(笑)

あの雲水はやはり葛木でした。

そんな中、滝の家が火事に!( ̄□ ̄;)!!
血相をかかえた清葉、母と(捨て子だった)坊やがまだ中にいることで入ろうとして止められる。
が、その二人を(捨て子の実父の)伝吉が炎の中助けた
(最後の最後でいい奴なのね・・・・と思ったら、この勢いで人を助けたら、この勢いで人を殺せるて・・・!!!!)

えええー!!!!伝吉っ!!お孝と誤ってお千世を刺したー!!!( ̄□ ̄;)酷い
その直後にお花を持ってきたお千世のおじいちゃんが来て・・・・(涙)
「赤熊め・・!」と、うつろな目のまま、伝吉の元に行くお孝。
彼の持っていた刀をとり、「覚悟おし」とサクッと刺すお孝。
そのお孝の手をつかんだのは・・・・葛木だった。
「先生・・・!!」とその時初めて正気に返ったお孝は泣き崩れた。

お千世ちゃん、まだ息あったんか!(泣)

お孝さん・・・・・!!!毒を煽って・・・・・!!
葛木の腕の中、
清葉に稲葉屋を託して事切れたお孝。

そして、稲葉屋を引き継いだ清葉、
あの捨て子を一人で育てる決心をして、いちから出直していた。
そこに訪ねてきた葛木は、自分のいたらなさでお孝を殺してしまった。
別れた時はそれで二人とも救われると思っていたが・・・と、
姉の人形を自分の最後の煩悩と清葉に渡し、
お孝は自分の女房だったと・・・・・
お孝さんにあやかりたかったと泣く清葉の元を去り、
葛木は僧として一生を送る決心をして去って行ったのでした。

--------------------------------------------------------------------

互いの心や立場のすれ違いから、悲しい方向に行ってしまった切ない映画でした。
清葉さんも、葛木のことを好いていたけれども、
その時は旦那がいて彼女は彼の胸に飛び込むことができなかった。

お孝は、清葉は関係なしに真から葛木を愛したが、
葛木は中途半端な気持ちで彼女を振り回しているのではないかと、
お孝の元から自ら離れた。
でも、その心はお孝には完全には通じず彼女は心を失った。

自分の心は分かってはいるのだけれども、行くあてのない心のやり場に苦しむ三者三様の心模様。
いつもは、気風の良い姐御を演じることが多い淡島さんが、
よもやあのような悲劇を自ら進む、実は純粋な心の女・・・・という役柄を演じるとは、
ちょっと展開には驚いた熊猫屋です。

山本富士子さんの、なんとも言えない上品な立ち振舞いと、静かに心に灯る炎も素敵でしたし、
品川さんが「静」なる学者肌の男を演じているのを見るのも(私には)新鮮でした。
(それにしても伝吉のキ○ガイっぷりには引きまくりでしたわー。よもやばあちゃんまで殺ってたとは!)
文たんは、もう上から下までぽわんとした柔らかさがほんと初々しい。
おじいちゃん孝行の場面が、ラスト近くであんな悲しい事態への伏線となるとは、
あんまりにも酷いというか悲しかったです(助かったのかなぁ?)

二人のタイプの違う芸者の、しかしあんな雰囲気を出せる女優さんは今はもう望むべくもないんだろうなぁ・・・・
とっても後味がほろ苦く切ない映画でございました。


ゆるゆるとはじめます。

メインの時代劇ブログで書けない&書かないことをこちらで垂れ流します所存です。
基本不定期、ゆる~くやる予定です。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。