食の本読後感想

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食べ呑みまんが。

発売日忘れやすいんで、漫画をポチポチ密林にあらかじめ予約していたら、
8月に集中してたw


ワカコ酒 3 (ゼノンコミックス)

大好きなワカコ酒の3巻!
ただワカコが食べ呑みしているだけなのに、間がとっても良くてお気に入り。
それにこの作者、きっとお酒だけじゃなく食べるのも好きなんだろうなぁ。
食べ物描写に愛がある。
お肉の上の油のつき具合とか、温かいものから出る湯気とか、焼き具合とか、
ほんと美味しそうなんだわ^^
(お酒については言うにおよばず)。
今回も、何でもない山芋焼きがめっちゃ美味しそう!
お酒を呑んでひと息、そしてアテの一品で一息、読んでる方もゆる~りと楽しめるのが大好き
(普段酒はあまり呑まない私でも、梅酒片手に読むくらい)

・・・・・なんだけど、
えええええー!!!!実写ドラマ化!!!!?( ̄□ ̄;)!
この空気感というか間(ま)は、マンガだから出るものでは?
それに、ワカコのようにとっても美味しそうに食べ、そして呑み、下品にならず、かといってことさら女を出し過ぎずしかし可愛い女性なんて見つかるんかいな?
(それになにより、例の擬音「ぷしゅ~」はどうすんぢゃ・笑)
↑そういえば、ぷしゅ~も3巻になるとバリエーションが増えましたねw
個人的には実写には「孤独のグルメ」の再来というよりも、
「花のズボラ飯」の悪夢がよみがえる^^;;
というのも、食ものが好きなんで
TVでも「酒場放浪記」も楽しく観てるクチなのですが(吉田さんの逸脱しすぎたてれんこ具合がいいw)、
その女性版の「おんな酒場放浪記」を見てても思うけど、
食べ・呑みものにあんまり女性だからというて性的なのはからまないのがベターというか、
気持ちよ~く食べたり呑んだりするその姿がいいのであって、
花のズボラ飯の実写版みたいに食より別な方向にいかなきゃいいなぁ~と・・・・
(ズボラ飯ん時は脚本もマズかったけど、あの女優さん、あんまり食事美味しそうに食べてるように見えなかったし^^;)
やるにしても30分でも間がもたんよなぁ・・・・
10分か15分ものならアリかもしれないけど、どうすんだろ?
人選だけでも結構成功するか否かがめっちゃ高そう。

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きのう何食べた?(9) (モーニング KC)

そしてもう一冊、食マンガで今月出た「きのう何食べた?」の9巻!
巻を重ねるごとにシロさんやケンジも年齢を重ねていってるけど、
読む方も、もちろん毎回参考になるくらいの美味しそうな食事の数々はもちろんはずせないけど、
それよりも現実的にぶつかる問題の数々とか、
時間の経過による二人の気持ち(特にシロさん)の変化とか、
そっちの方がよりじっくり読むようになってきたなぁ。
今回なんて以前よりも更に料理は二周目にじっくり読んで、読みはじめは話の経過の方重視で読んじゃったもの。
それにしても、シロさん1巻目からすると随分丸くなったというか変わったというか、
シロさんがお正月を前にしてケンジに言ったあの言葉、
どんな物よりもケンジ嬉しかっただろうなぁ(読んでるこちらもジーンとしてしまった・・・・)。
9巻では、あのニュータカラヤが消滅してしまったのはとても残念でしたが、
いつも変わらぬジルベールには逆にホッとしたよ(笑・君はそうでなくては!)。
佳代子さんのような女性、素敵だよなぁ~今回は今まで以上に頼りになるおばちゃんでした♪
食に愛があるし、人の描写うまいし、よしながふみの他の作品は「愛がなくても喰ってゆけます」くらいしか読んでないけど、すごいなーと思う熊猫屋でした。
しかし、シロさんも大台に乗ったことだし、そろそろ終幕に向けて動きだしているのかしら?

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食がらみといえば

銀の匙 Silver Spoon 12 (少年サンデーコミックス)

「銀の匙 Silver Spoon 」の12巻も今月出ましたね
(私、現在進行形のマンガ5本指とちょっとしか買ってないのに今月は「進撃の巨人」含めて4冊も出ちゃったわ^^;)
こちらは確実に終幕に向けて動いているというか・・・・今巻展開はやっ!!!
終わったら3年生になっちゃってた!
八軒の成長が著しくて、最初は何もかも捨て鉢で積極的じゃなかったのに、
ここまできたのに感動というか「若いっていいなぁ~」と一介のおばさんは思ったのでした。
しっかし、次から次へと農業に関する色々なものが出てきて、
同じ北海道にいても全くそっちの分野は知らぬ私は「へぇーほぉー」と新たに知ることばかりで、
近隣にいる農家さんや酪農家さんに対する見方もまた変わって勉強になるなぁと思うこと次第。
それにしても、駒場に対する向かい風は容赦ないな作者^^;
彼がどう成長していくのかも、八軒たちとは別のベクトルでとても気になります。

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前クールは全くアニメは見てなかったけど、
今クールは「ばらかもん」と「月刊少女野崎くん」あと継続の「スペース☆ダンディ」だけ視聴中
(最初は5本くらい見てたけど、結局残ったのはこれだけ)
特に「ばらかもん」は癒される~。
劇的に何かあるわけじゃないけど、あの(賑やかでもありつつ)穏やか空気感は他のアニメには無いしね。
なるちゃん可愛いな!と思ったら本当の子役ちゃんが声担当してたのか!
方言とかもこなしていてうまいし可愛い。





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食の本読後感想(その1)

私は食に関する本が大好物なので、本棚にずろ~っとその手の本が並んでおります。
(但し、レシピ本みたいなのはあんまり読まないので除外。主に随筆・エッセイおよび食の歴史とか付随するもの)
ぼや~っとしたい時や、気が乗らない時など、
これらの本に癒されるのです。

最近も、数冊文庫やらマンガを購入したので、
ぼちぼち読了順に感想をば。



残るは食欲 (新潮文庫)

阿川佐和子「残るは食欲」

この方は近年、私は読んでいないけれど「聞く力」という本がベストセラーになったようですが、
私の中では女優の壇ふみとの共著での、歯に衣着せぬガハハと笑えるエッセイ群の方の印象が強い方でして(笑)
その時の印象のままで、書店でこの本を見つけて
「お、食エッセイか」ということで手にとってみました。
かつて読んだ、壇ふみとの本と同じく、肩肘はらずにちょっとドジっ子気味なところも微笑ましく、
それぞれの思い出の味にぬいてのご自身のエピソードもくすすと笑える、
何とも良い意味での軽さのある文体は健在。

読んでいて、今はなきケーキ屋さんの味に思いをはせる部分とか
「ああ~私にもあるなぁ、大好きだったけど今はなきケーキ屋さんっ!」と共感したり、
ごはん(お米)に何かを<かける>という状態の素敵さにもうんうんと頷き(笑)、
思い立ったら料理してみるという、行動力にほほぅと感心し、
コンビニワインに開眼する著者にニヤリとし、
ゴルフ場とカツサンドという因果関係に「へぇ~」となり、
トンカツに醤油かソースか?に、著者と同じく「どっちでもいいぢゃん」と思い、
え・・・・かためのプリンってトロトロプリンの対極で「昔ながらな味」なんか!?と愕然とし、
「友人の背の高い女優」という形容に、名前が出て無くてもニヤリとし、
何より、押しつけがましくない軽妙な語り口にふふふとなる本です。

若干くだけてるように見えて、読ませる力があるのだなぁと楽しく読了。
手近なもので料理している文章もあるので、
読み終わると自分もちょっと作ってみたくなるかも。
著者絶賛の表紙の絵も瑞々しく美味しそうで、
日常の食べるという行為が幸せに感じる本でした。

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「トルコでわたしも考えた トルコ料理屋編」
(高橋由佳利・箸)

こちらはマンガエッセイ。
既刊で5冊出ているロング連載作品でおなじみですが、
今年、めちゃめちゃ久しぶりに新刊が出ていたとは・・・・(気づくの遅すぎ)
トルコ人と結婚した著者が、今回は神戸でトルコ料理店を夫中心で始める顛末記です。
このシリーズ、トルコを楽しく知る入門としても面白いと共に、
食べもの描写の美味しそうなことといったら!という生唾ゴックンシリーズでもあると思ってます(笑)
(初期は著者が結婚する前のトルコ旅行記とか、
トルコ生活とか、結婚、出産、育児と割とリアルタイムでコミックスを購入してましたが、
月日の流れをしみじみと感じまする・・・)

そんな著者一家がついにトルコ料理のお店を開くということで、
その一部始終がここに。
物件を探すところが大分大変で、その後も紆余曲折あったようですが、
現在も息子さんの名を冠したお店は健在のようで、
一度「Tさん」のトルコ料理を食べてみたいなぁ~♪と、
長年の読者は思いをはせるのでした。

トルコのヨーグルトソース、私も作ってみたけれど、
サラダにはマヨを使うよりさっぱりといただけて美味しいっ!
(酸味が気になる人はちょっとだけマヨを追加してもいいと思うけど)
そして相変わらず著者の描くトルコ料理がめっちゃ美味しそうで、
神戸にはなかなか行けないけれど、地元のトルコ料理店にでも行ってみようかしらと思ったり。
それにしてもこの本や、それ以前だと
渋沢幸子さんの「イスタンブール、時はゆるやかに」(新潮文庫・こちらはエッセイです)で
トルコという国をちょっと知ることになるきっかけになった良作です。
色々とご家族のことを描くということで、
制約はあるかと思うのですが、長いスパンかかろうと続けていただけたら嬉しいなと思うシリーズです。